8月25日に公開された「高倉健」主演「あなたへ」(降旗康男監督作品)。
6年の沈黙をやぶって久しぶりにスクリーンに戻ってきた日本を代表する俳優「高倉健」。
作品の内容はというと、北陸のある刑務所のの刑務官主人公英二は、先だった妻の遺言を亡くなった後に知ることになります。
「私の遺骨は故郷の海に散骨してください。」
「なぜ、妻は故郷の海に散骨して欲しいのか?」
「妻にとって自分はなんだったんだろう?」
「最後に妻が言いたかったこととは?」
この答えを探して、北陸から妻の故郷長崎平戸へとハンドメイドのキャンピングカーを走らせます。
その答えとは...
また、道中で出会う人々(ビートたけし、草彅剛、佐藤浩市)と不器用を絵に書いたような主人公英二との出会いと絡みも見所です。
久しぶりの「健さん映画」ですが、やっぱり健さんはかっこいいです。
御年81歳?
演技力とかではなく、スクリーンに入っているだけで絵になるというか...
また、劇場にお見えの方々は、やはり年配のご夫婦が多くストーリーから感じ取るメッセージが十分にお分かりになっている様子で、ハンカチで涙を拭いながらの鑑賞のご様子でした。
ドタバタなアクションとハッピーエンドのハリウッド映画も好きですが、エンドロールを観ながら「考えさせらける映画」も良いものです。
若い人にはお薦めしませんが、なかなかいい映画ですよ。
それと、劇中のビートたけしのセリフがよかった。
「旅」と「放浪」との違いがわかりますか?
旅は「目的」がある。
そして、「帰る場所」があるということ。
いいセリフですね。
しかし、このセリフを語るピートたけしの“正体”はというと...(これは劇場で)